宮崎実業クラブ 沿革

 宮崎実業クラブは、1956年(昭和31年)6月に創立されました。

 創立当時は、現在のような高度な情報化社会と異なり、宮崎などの地方都市で本格的な経営セミナーは皆無といってよい状況で、新しい情報や知識を得ようとすれば、高い旅費と会費を払って中央まで出かけなければならない時代でした。

 そうした時代に、神代勝忠氏が宮崎市内の実業家たちに呼びかけ、新しい経営を目指して、お互いの親睦と経営の勉強の会として、宮崎実業クラブは発足しました。
それから60余年、経営は如何にあるべきかという主題を中心に、人間としての幅広い勉強会として今日に至っています。

 クラブの会歌と会旗は、昭和35年5月に制定されました。会歌は、クラブ創立者:神代勝忠氏の作詞・作曲により制作され、会旗は、「内にそろばんを立てて外には丸く」という商業の心得を図案化して作製されました。また、このそろばんの図案はクラブバッジにも取り入れられました。

 現在、毎月の例会時には国旗とともに会旗を掲揚の上、国家斉唱と会歌斉唱が行われています。また、バッジは会員が例会参加時やクラブ行事参加時に着用しています。

 クラブは、創立25周年(昭和56年)時から5年毎に記念式典の開催や記念講演などの様々な周年事業を開催しています。節目である創立50周年(平成18年)時には、地域社会に貢献された経営者を顕彰する目的で「宮崎実業クラブ賞」が創設されたほか、クラブ50年史の発刊や記念植樹やベンチの寄贈を行うなどの記念事業を行いました。

 会員数は、クラブ発足当時は20数名程度でしたが、女性会員の入会、例会の進め方、総会のあり方、委員会などの組織編成、趣味部会の設立等の様々な改革を行って、現在では会員数約100名のクラブとなっています。